新宮の奇祭おとうまつり(お燈まつり、お灯まつり)が開催されることで有名な神倉神社には、ご神体としてゴトビキ岩(琴引岩)と呼ばれる巨大な霊石があります。
熊野三山の神々が最初に御降臨されたという伝説があり、古代の人々が自然崇拝してきた歴史の姿を今日まで伝えている証といえるでしょう。
名前の由来は諸説ありますが、熊野地方の方言でヒキガエルのことをゴトビキというため、最も大きな巨岩の形がヒキガエルに似ているところから名づけられたという説が有力です。
新宮市街からもはっきり見ることができるくらい巨大な霊石で、古くから熊野灘で漁をする人々の重要な目印になってきたそうです。
パワースポットとしても有名ですので、熊野を訪れた際は、ぜひ登って拝んでください。
ただし、538段の石段を登らないといけないので、準備運動は万全にしていきましょう!