本州最南端の串本町(和歌山県)には、日本の朝日百選に選ばれた橋杭岩(はしぐいいわ、はしくいいわ)と呼ばれる奇岩群があります。
橋杭岩は、吉野熊野国立公園地域にあり、国の名勝や天然記念物の指定も受けている観光名所で、紀伊半島側の海岸から紀伊大島方面へ大小約40の岩がおよそ850メートルもの長きにわたって連続してそそり立っていまして、海の浸食により岩の硬い部分だけが残ったことで、直線上に岩が立ち並ぶ姿が橋の杭のように見えることから橋杭岩と呼ばれたそうです。
写真の撮影ですが、昼間よりも明け方や月夜の晩がオススメです。
特に、月夜の晩に三脚を使って露出時間を長くして撮影すると、幻想的な風景になりますので、ぜひチャレンジしてみてください。
あとは、朝日が出てくるときもきれいで、元旦には特に写真愛好家が殺到してずらりと三脚が並んでいますので、もし初日の出を撮りたいという方は、早めに行かないといい位置は確保できないですので、ご注意を。
#明け方などの写真はコチラ(和歌山県フォト博物館)
あと、橋杭岩には伝説がありまして、その昔、弘法大師(空海)が天の邪鬼と串本から沖合いの島まで橋をかけることができるか賭けを行ったそうです(お坊さんなのに、不謹慎ですね(笑))。
弘法大師は、順調に作業を進めて、橋の杭をほとんど作り終えていたそうですが、それを見た天の邪鬼が賭けに負けないためにニワトリの鳴きまねをして朝が来たと勘違いさせ、そのため弘法大師は作りかけでその場を去り、橋の杭のみが残ってできたということです。
橋杭岩の情報
住所: 和歌山県串本町橋杭(→地図)
アクセス: JR紀勢本線串本駅より古座方面へ徒歩20分、タクシー2分
駐車場: あり(無料:大型車 6台、乗用車 45台、身障者用 2台)