
販売ショップ:丸正酢醸造元
知る人ぞ知るこだわり食材である「那智 黒米寿」は、熊野川沿いの自家田その他で低農薬栽培した最高品質のもち玄米と、那智の滝と同じ水源の伏流水を用いた逸品です。
この古式醸造酢は、熊野杉の古木で作られたこもりかぶり大桶を用いた完全な手作り自然方式による限定販売品です。
独特の風味・芳香に魅せられ、料理界だけでなく芸能界から政財界まで様々の分野の方が那智勝浦の醸造蔵を足繁く訪れています。
また、食をテーマにしたテレビ番組や雑誌で「日本最高級の黒酢」として数多く取り上げられており、2007年に初出品にしてモンドセレクション最高金賞を受賞、その後連続で最高金賞を受賞するなど、日本に留まらず世界の愛好家からも認められている代物です。
なぜ「那智 黒米寿」は、これほど多くの人々を虜(とりこ)にするのでしょうか。
一つは、明治12年創業の製造販売元の丸正酢醸造元の「利より質を重んじる」酢づくり職人としてのこだわりにあります。
元々もち玄米は独特のうまみがある半面、粘りけが強くすぐに餅状態になるため、米麹をつくるのが非常に難しいものです。
長い年月をかけようやく成功したもち米の玄米で作った黒酢は、世界に類をみない唯一の商品となりました。
500日もの長い月日と手間をかけて醸造熟成貯蔵するため、大量生産は不可能なのです。
二つ目は、水へのこだわりです。
丸正酢醸造元では、豊かな那智滝の湧き水を誇り江戸時代から伝わる井戸の軟水を用いています。
この水をそのまま製品化したいとの依頼を何度となく受けていますが、「この水は酢のためのもの」とお断りしているそうです。
その他、桶の木には地元の太くて固い良質の熊野杉だけを使用するなど、古式醸造を守る職人の技が随所に見られます。
「修験道」山岳仏教の聖地である熊野から生まれた琥珀色の一滴から、奥行きのあるまろやかな酸味が広がる「那智 黒米寿」。
世界中の人に愛される上品な香り、味わい深いコク、ぜひ一度ご賞味ください。